リアル呪いのビデオ

バイト中に、あるものを拾った。
店の名前がいっさいプリントされていないスーパー袋の中に入った一本のビデオ。
それはしなびて変色した新聞紙に包まれ、表には赤いマジックで（ポスカかもしれない）

『夢物語』

と書かれていた…
私はそれを持ち帰り、ビデオデッキに入れて再生のボタンを押した。
それが、これから起こる恐怖の始まりとは知らずに…



まあ、持ち帰ったのは嘘ですけど。
普通に拾得物扱いでフロントに保管してあります。
でも、本当に不気味でした。
そのビデオは二階から一階に行くエスカレータの前にぽつんと置いてあったのです。
私のポジションはエスカレータのある場所がよく見えるところだったのに誰が置いていったのか全く分からなかったんですよ。
まあ、ずっとそこに居たって訳でもないんでみてない間に誰かが置いていったんでしょう。
何のためかはわかりませんが。

というわけで理由を考えてみた
・ビデオの延滞料金を払うのが嫌で放置した。
・残念な内容のAVだったので興味本位で見た奴を残念な気持ちにしようとした。
・呪いのビデオ。お前も祝ってやろうか。

一番最後がネタ的には面白いですよね。
持って帰れば良かったかな。